指導指針

なぜ先取り教育か:
真のゆとり教育をめざして

教育現場の現状と問題点

教育現場の現状と問題点

1977年、当時の文部省が「ゆとり教育」へ方向転換して以来続いてきた流れが少しずつ変わろうとしています。
2011・2012年のカリュキラムでは、2002年の超「ゆとり教育」の3~4割増しの内容となっています。
(義務教育の内容が最も多かった1976年当時のものと比べると、ほぼ7割程度の量)
しかし、2011年春から教科の指導内容が増えたにも関わらず、教育現場の授業時間はほとんど増えず、心配したとおり、以前に比べて詰め込み授業の傾向が強くなっているようです。

YES大垣は教科内容のボリュームアップには基本的に賛成ですが、今後「落ちこぼれ」の生徒の増加や学力上位者・下位者との差が開いていくことが懸念されます。
また、現在すでに進学校の学習内容は難化していますし、今後国公立大・有名私立大の入試レベルもカリュキラム改正にともなって難化することが予想されます。

中学・小学・高校の学習内容全体が増えたため、期待された進学校での過密カリュキラムと改善は進まず、大垣北高などの進学校では、相変わらずクラスの上位2割程度に合わせたハイスピードの授業が展開されています。
進学校では「落ちこぼれ」問題が深刻化しています。
信じられないことかも知れませんが、進学校では1クラスに1名程度の中退者が出るのは普通のことになっています。
中学時代の優等生達が、自信とやる気を失って落ちこぼれていく、今まで以上にYES大垣の使命は大きくなっていると感じています。

小学5年~中学3年の5年間で、高1までの6年間を学ぶ

小学5年~中学3年の5年間で、高1までの6年間を学ぶ

小学・中学・高校の学習内容が増えて、特に進学高で矛盾が顕在化したのは、1970年代前半です。
ちょうど東大・京大や国公立医学部の合格者の中で中高一貫校の生徒の割合が急激に増えたてきた時期と重なります。
もちろんこれは偶然ではありません。

中学の内容は高校での重複を避けながら中学2年生まで終え、中学生時代の優等生さえ苦労する高校内容にじっくり時間をかけて指導する中高一貫校のカリュキラムは、真のゆとり教育の理想像でもあります。
旧制中学校・高等女学校はそうでした。
そのため、YES大垣も「私立中学受験コース」を設置しています。

しかし、中高6年間私立という経済的負担にどの家庭もが耐えられるわけではありません。
また、名古屋方面の私立中・高への進学は、生徒自身への体力面の負担もかなり大きくなります。
また、大垣市北部に位置する当塾としては、県下2・3位の進学実績をもち、目と鼻の先にある県立大垣北高校の存在を活かすことも大切だとYES大垣は考えています。
そこで提案したいのが、表の「5年間一貫の先取りプログラム」:advance programです。

小学5年~中学3年の5年間で、高1までの6年間を学ぶ

中学3年で高校の英語文法と数学Ⅰ・Aをマスターします。
そして高校入学時には、数学Ⅱ・B、英語は高校の応用から学習することを可能にしました。
公立コースでも、中高一貫の理想を実現するプログラムです。
中学で伸びる小学生、高校で伸びる中学生を育てたい
もちろん、先取り教育だけが、YES大垣のすべてではありません。
中学からの入塾、その他の途中入塾も大歓迎です。目先だけを追っていては、大きく伸びる生徒を育てることはできないと、YES大垣は考えています。
ですから、普段の授業でも、ただパターン演習によって、覚えさせるだけの授業はしていません。(その方が結果は早く出るのですが)そして、現在のカリキュラムでは削除された内容も必要なものは指導し、じっくり底力のある生徒を育てたいと思っています。
また、力とやる気のある生徒は、中学から入学された場合でも、補習などによって追いつかせ、「先取りプログラム」へ編入していただいています。
次の定期試験も大切ですが、とりあえずの最終目標は高校入試のはずです。
そしてもっと大切なのは、その先です。
そうお考えのみなさんとともにYES大垣は、これからも全力で、一人ひとりの生徒をサポートしていきたいと思います。